失われた風景

20090125 188
昨日からずっと失われた浅草の風景のことを調べたり、考えたりしていました。
かつて浅草(千束)には凌雲閣、またの名を浅草十二階と呼ばれた、当時東京一(日本一)の高さを誇る塔があり、明治後期〜大正期には、浅草の、東京のランドマークとして親しまれていたそうですが、関東大震災で塔の8階部分より上が崩落、足元にあった十二階演芸場に落ち、その影響で演芸場の舞台に上がっていた演者は全員圧死、残る部分も火災で焼け落ちるという悲劇的な最後を遂げ、その年のうちに陸軍により爆破解体されたそうです。


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それから約90年を経た現在、凌雲閣が立っていた場所はかつての面影を感じさせることなく、「エンジョイスペース・サンシャイン・アサクサ」なるパチンコ店に姿を変え、区民のみなさまに親しまれるばかりです・・・。