アイスランド、行った気がする(その3、会場を下見した気がする)


そもそもなんでアイスランドへ行った(気がする)かといいますと、「アイスランド・エアウェイヴス」という音楽フェスを観に行ったのでした。エアウェイヴスはアイスランドで行われる最大規模の音楽フェス。日本で一般的に想像されるような野外フェスではなく、レイキャビックダウンタウンに点在するコンサートホール、ライブハウスを中心に、カフェ、本屋、レコード屋、美容室などでも演奏が行われる都市型のショウケース(プロモーションの意味合いも強い)フェスです。出演するのはアイスランドはもちろん、北欧、ヨーロッパ各国、北米から200以上。日本から遠く離れてやるだけあって、集うメンツも日本ではなかなかお目にかかることのできないグループばかり…。数年前にこんな夢のようなフェスがあることを知り、「いつかは行きたいアイスランド」を日々の生活の支えとして、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできたのでした。

到着した翌日、散策がてら各会場を下見。写真はNASAというライブハウス。ドアを修理中でした。



エアウェイブスの会場は大小あわせると30を超えます。会場は「FESTIVAL VENUE」会場、「OFF-VENUE」会場の2つに分類されます。「FESTIVAL VENUE」はフェスの正式な会場で、入場するには入場パスが必要。「OFF-VENUE」は小規模な会場で、こちらは基本チャージフリーでライブを見ることができます。写真は美術館に併設されたコンサートホール。エアウェイブス会場で一番大きいところ。ですが、キャパとしてはたぶん1000人程度でしょうか。この辺は正式会場。

オフべニュー会場の12Tonar(トゥウェルブトナー)というレコードショップ。レーベル運営もやっている、国内外でも有名なお店。

こちらもオフべニュー会場のレコードショップ。20人も入ればギチギチになりそうなお店ですが、会期中にはAmiina(アミーナ)というそこそこ日本でも名の通っているグループもここでライブをしていました。チャージフリーの会場とは言え、出演するグループの多くは正式なフェスの出演者であったりもするわけで、フェスのパスがなくてもだいぶ楽しめそう(とはいっても、フェスのパスは5日間通しで数千円くらいだった気がする。)
余談ですけどレイキャビックではチェーン店ぽいブックストアにもわりとCDが置いてある。アイスランドアーティストのCDがお店の売れ筋ベスト10として展開されているのを見たときに「ああ、アイスランドへやってきたんだなあ」と思った(気がしている)。

カフィバリンというカフェ。過去のフェスではファイナルファンタジーオーウェンパレット)やサムアミドン、ニコミューリーといった音楽家も演奏していたらしい。

正式会場のファクトリー。しかし散策していてもぜんぜん若者がいない、人影はまばら、僻地の漁港町のような雰囲気で、本当に音楽フェスが開催されるのか、いぶかしむ私がいたのも事実です。
(つづく)